15 10 / 2014

"川上 とはいえ、お互い歩み寄らないとプロジェクトは進まない。そんな明晰な企画者なんてそうそういない。ということで、一度、企画の部署に、未経験の女性を増やしてみたんですよ。
—— ほう。その意図は?
川上 エンジニアは、企画者が女の子だと技術がわからなくても仕方ないと思えるし、助けなきゃという気持ちも生まれる。そして、エンジニア自身も企画を考えようするんです。この施策、最初はうまくいきました。でも、だんだん途中からうまくいかなくなったんです。それというのも、たとえ好意をもったとしてもその女の子がどうせ自分のものにならないと気づいた瞬間に、助けたいという気持ちが反転して憎しみに変わってしまうんですよ。
—— それは……(笑)。だって、別にくっつけようとして女性を配置したわけじゃないですよね。
川上 まあ、そうなんですけど、一緒に仕事をしていたら人間なんだから情もわくことも当然あるわけですよ。そうなると警戒しちゃって、新しく来る女性の企画者に対しても、最初から「おれはだまされないぞ」という頑なな態度をとって、むしろ男性の企画者と仕事をするよりうまくいかなくなってしまったんです。
—— 大変だ。
川上 その状態を、前述の設楽くんが「サウザー化現象」と呼んだんです。
—— ええと、サウザーについて説明していただいてもいいですか?
川上 サウザーっていうのは『北斗の拳』というマンガに出てくる血も涙もない暴君なんですけど、もともとはすごく愛の深い人だったんですよ。でも、その愛のために苦しんだことで、「こんなに苦しいのなら…悲しいのなら…愛などいらぬ!!」と愛を捨てたひとです。
—— はい(笑)。
川上 つまりうちのエンジニアと同じだと。
—— それで「サウザー化」なんですね(笑)。
川上 もうね、「退かぬ! 媚びぬ! 顧みぬ!」 って感じで、一切言うこと聞かなくなっちゃう。それを「サウザーばっかりだ」ってさっきの企画職をまとめていた設楽くんが表現したんですよ。普通は、女性をチームに入れるとコミュニケーションが円滑になるといわれますよね。別に恋愛とか関係なく、おばさんだって一人いると職場の雰囲気が柔らかくなるじゃないですか。でも、エンジニアの職場に女性を混ぜるのは、慎重にしないと難しいということがわかりました。"

15 10 / 2014

"人と人の間には、ただ差異があるだけ。だから走っても追いつけないのは当然。でも、差があるからこそ、好きな人を見上げ、好きな人に喜んでもらおうと努力する楽しみがある。"

03 10 / 2014

"使い方のアイデア、発想があれば、それは「発明」になります。とにかく今の計算機は使いにくく、改善の余地があります。心を入れ替えて、そもそものところから考え直していくべきではないでしょうか。"

19 9 / 2014

"世の中の息子たちの多くは、父親がどんな子供時代を過ごし、どんな夢を抱き、どんな女たちを愛して、仕事の上でのどんな悩みに直面し、いかなる栄光の時間を経験したのか、その多くを知らないまま父親を天国に送ることになるんだ。父親と一緒にバーに行き、それぞれの人生を語る。これは父親が元気なうちにしかできない親孝行の一つだと思うね。"

12 9 / 2014

12 9 / 2014

"自己卑下は負け犬根性を正当化するだけだ。しかも、自己卑下の言葉をよく使う人間というのは、えてして内心では周囲を見下していることが少なくない。本心では自分の方が能力もセンスも誠実さも上だと思いながら、周囲は正当な評価をしようとしない。そうして傷ついている自分を直視するのが辛いから、「いやいや私なんて全然ダメで」と自分も周囲もごまかす。"

07 8 / 2014

" 今から思い起こせば、無駄遣いだ、バカだ、と言われた沖縄サミットは「沖縄は日本の領土ですよ」というアピールを国際社会にし、証拠品として2千円札をつくり、実はかなり手堅い手だったのだなと。
 あの頃既にそういう手を打たねばならないぐらい切迫していたのだなと。
 特定機密保護法も、集団的自衛権も、アジアで影響力を減らすアメリカと台頭する中国にどう対峙するかという話なのだろう。
 ゼロサムゲームの中、なんとなくうまく行っていた時代は終わりを告げている。"